コーラス演奏会
女声コーラスの演奏会に出かけた。私にとって久しぶりの鑑賞会。
プログラムはイタリア歌曲、ドイツ歌曲のソロ曲とフォーレのレクイエムを、それぞれ女声2部、3部合唱に編曲しての演奏。指揮者が編曲も手がけているので、手慣れた物。アマチュアであるが、長年音楽にこだわりを持ち頑張っている団なので期待もしていた。少し癖のある歌い方ながら丁寧によく歌っていたと思う。
しかしソロ曲を合唱に編曲するのだから、ソロよりももっと表情が豊かに聞こえたいと思うのは私だけだろうか。
またレクイエムの編曲。これは、はたして成功したかのかどうか。混声の響きと比べるとやはり薄いし、であるならば女声ならではの響きの表現が際立つ方向でありたかった、と言うのは編曲力のない人間の勝手な言い分かもしれない。
一体何がしたかったんだろうと考えてしまった。うがった見方をすれば、「編曲家」としてアピールしたかったのか?と思えないわけでもなかった。
老舗の合唱団なのでこれからも個性的な演奏を続けていってほしい。(8/11 電気文化会館 ザ・コンサートホール)