tamtakoブログ

徒然なるままに~うたのおばさんブログ

2022 合唱コンクールを聴いて

今年は(も?)ブロック予選の審査員を務めました。マスクをつけたままだったり、はずしたりと、主催者の考え方に法って進められました。

Nコンでは密を避けるために発声練習を舞台上でできるのですが、発声練習のメソードが一緒という学校が何校かあり、思わず「オー!」とつぶやいてしまいました。こんな発声練習があるのか、と。また愛唱歌はともかく、課題曲などを丸々1曲歌ってしまう所もあり、そのあとの演奏の判断に困ったことでした。

部活の先生や指導者の指揮が当然と思われる中、生徒さん達だけで見事に演奏した所もありました。高校生なら解るのですが、中学生だったので正直驚きました。

参加することに意義を持つ学校、賞を狙う学校、と参加のしかたは今も昔も様々ですが、それがNコンの良いところ。切磋琢磨も大切ですが、教育の一環で始まったコンクールであるなら、金・銀・銅という賞ばかりでなく、楽しく歌いました賞も有っても良いなと思います。

NHK全国学校音楽コンクール以外は、賞を競うコンクールとなり、場の空気も変わってきます。最近は声の響き以外に表現力も豊かになってきていて、中学生なのか、大人なのか、もはや選曲レベルは差がありません。

これは以前からそうなってきているのですが。おっどろいたー!それで良いのかなあ、と思わないでもありません。聞きように拠っては嫌みにも聞こえるからです。

演奏にはその人柄が出るといいますが、合唱もそうなのかもしれません。ン?指導者の個性? 私も心しなくては。反省!