九月の演奏会
9/9
室内楽集団レーベインムジーク コンサート 電気文化会館ザ・コンサートホール
感想入稿済にて省略
9/11
モーツァルト200合唱団第31回定期演奏会 刈谷市総合文化センター大ホール
オーケストラ セントラル愛知交響楽団
「レクイエム」 KV626 バイヤー版
コロナで延期されたコンサートを改めての開演。三年ぶりとか。マスクを外しての演奏となり、上演できてよかったなと思う。ソリストの4人は、立ち方も含めそれぞれ個性的で、面白かった。特にソプラノの飯田みち代さんはプリマとしての演奏でモーツァルトというよりは、ヴェルディという感じだったのが印象的。神田豊壽君のテナーは、昔より軽くなっていた。合唱は、可も無く不可も無くきちんと歌われていた。
前半は、刈谷国際音楽コンクール受賞者記念演奏会 が開催された。チャイコフスキと、グリーグのピアノ協奏曲で、若い二人の演奏も堂に入ったもので感心した。
9/15
名古屋芸術大学フィルハーモニー管弦楽団 第10回定期演奏会 井住友海上しらかわホール
J.S.バッハの作品 1 カンタータ<心と口と行いと生きざまもて>BWM.147より
コラール”主よ、人の望みの喜びよ”
3 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWM.1043
久々にバッハを聴いた。演奏会に出かける時間もあまり取れず、巡り会った演奏会。名古屋芸術大学のオケと合唱団。敬愛なるバロックトランペッター松野美樹氏の音にバロック館を感じわくわくした。バッハはさすがバッハであると、演奏の難しさも含め、音の多様さに改めて魅力を感じた。オケもテンポ感が合わず乱れたところもあったが、バロックらしい演奏に思わずエールを送った。
合唱は、曲の運びの重厚さがバッハとは違う気がした。ミサはモーツァルトのような軽さではないのだが、もう少し軽いと音の重なりが見えて、バッハらしい和音が聞けたのではないかと思った。ソプラノが少し堅い。音程も気になった。
ソリストはカウンターテナーさんのアルトだった。ソプラノとの二重唱。女声の二重唱になれているせいか、低音部での胸声が気になった。中声区ではファルセットでの歌唱になるので響きとしては女声と合う。ソロなら 胸声とファルセットの移動は自分の中での処理で問題ないのだが、このような、二声が縦に揃うデュエットはなかなか難しいものだな、と思ったことだった。大久保亮さんのテナーは自然に軽くて気持ちが良かった。上手になったと思った。
若い人達の演奏を聴くのは、良いなと思った今月の演奏会でした