賢治さんを訪ねて
賢治さんの足跡を訪ねたのは、わずか2日間。
お話のモデルの場所には立ち寄らず、生活をしていた場所を訪ねた旅だった。
菅原氏の本を読み少なからず衝撃を受け、今野氏の本で彼の推理に導かれ、門井氏の本で賢治さんのお父さんにも惹かれて宮澤一家の生活の拠点を訪ねたく思い立って訪れたのだが、短い時間ながら、賢治さんの呼吸を感じた時間だった。
今後何度も作品を読み返す度、賢治さんのまっすぐな心に共感の涙を流すだろう。理解ではなく、ただ受け止めたい。ま、それしか出来ないのだけれど。
花巻の街は、賢治さんへの親愛の情に満ち溢れ静かな優しい街だった。このままで、と祈ってしまった。ありがとう。
参考文献
○宮沢賢治の青春―“ただ一人の友”保阪嘉内をめぐって (角川文庫) | 菅原 千恵子 |本 | 通販 | Amazon