tamtakoブログ

徒然なるままに~うたのおばさんブログ

室内楽コンサート

昨夜、9月9日重陽の日、室内楽コンサートに出かけた。若い人達の演奏で、聞きたいと思いながらも時間などの都合がつかず、やっとである。演目は、「アンコール・フォーレ!」とその名の通り、アンコールの希望が多かった曲の再演であった。抜粋となるのは、趣旨から言ってもやむを得ないが、良いとこ取りかも、と期待した。

一曲目、ピアノ五重奏曲フォーレの晩年の曲で現代的なハーモニーだなあと思ったが、いやいや、それにしても音がまとまらないぞ?と感じてしまった。私は室内楽は(も)素人なので何も言えないのだが、それぞれの音の方向が一定していないのでは?と落ち着かなかった。「合わせもの、アンサンブルは二人でも難しいのに五人だもんね。音程が正しくても??が着くときはあるし。」最初に五人はちょっとキツかったかも。と思いながら聴いていた。

また同じヴァイオリンでも人によって音色が異なることも面白い発見だった。初めは不安定だった方向性も安定してきて、フルート、チェロ、ヴァイオリン、クラリネットのピアノ伴奏付きソロ曲もあり、私は楽しめた。それぞれの曲紹介みたいなコンサートだったので、フォーレをじっくり味わいたい人には、物足りなかったかもしれない。ま、私にとってはこれくらいがちょうど良かったかもしれない。

・・ひょっとしたら、初めの五重奏は、亡くなる直前の作品なのでもしかしたら ああいう音使いかも。一度ちゃんと聴いてみよっと。